内閣府「令和6年度年次経済財政報告（経済財政白書）」によれば、20代以降は歳を重ねるほど資産額が増え、60～64歳でピークを迎えます。しかしその後は資産額がほとんど減らず、80歳時点で1割程度しか減っていません。
お金を使わずに残すという行為は、将来の不確実性に備えるための合理的な行動であり、お金があることで心の安定を得られることは事実です。だからといって、老後のために貯めてきたお金をほとんど使わないのはもったいないと思いませんか。
そこで今回は、人生の幸福度を高めるお金の使い方、定年前後の資産形成法とポートフォリオ、築いた資産の賢い取り崩し方、心理的負担を解消する「キャッシュフロー資産」の活用など、幸福の最大化を目指す「お金の減らし方」を頼藤太希氏に解説していただきます。
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頼藤　太希氏
(株)Money＆You代表取締役／マネーコンサルタント
中央大学商学部客員講師。早稲田大学オープンカレッジ講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。日テレ「カズレーザーと学ぶ。」、TBS「情報7daysニュースキャスター」などメディア出演多数。ニュースメディア「Mocha（モカ）」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」運営。『はじめての新NISA&iDeCo』（成美堂出版）、『定年後ずっと困らないお金の話』（大和書房）など著書累計180万部超。日本年金学会会員。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー（AFP）。日本アクチュアリー会研究会員。

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